ー汐音sideー
「お帰り、しおー!」
「…ただいま」
「あら?テンション低いわねっ!」
いやいや…。あなたが高いだけですよ…
ママさん。
「何かあったらママに言うのよ?しおは、
 すぐ、溜め込むんだから」
「…ありがと」
ママはいつも私の心配をしてくれる。
だから、大好きなんだ。

「ハァー。」
自分のベッドで溜め息。
プルルルル プルルルル
あっ!電話じゃん…ってか誰よ…この番号