「あっ。俺、コーヒー買ってくんの
 忘れた。ちょっと待ってろ」
「えっ…あ、うん」
そそくさと北山くんは入ってしまった。
ふと、空を見てみる。
3ヵ月ほど前、北山くんが言ってた通りだ。
“空は1日として同じことはない”
ふっ。思わず頬が緩んだ。でも、その瞬間
ダンッ すごい音がした。振り返ってみる