またもやヤツが
「…北山くん(?)ちょいとこちらに」
仕方なく行くと
「さっき、木の陰から覗いてただろ?」
「えっ…」
「バレバレだし。
んで、ついでに試さしてもらった。
君が汐音にふさわしいか…」
「…だから、あんなことをね。」
「そう。だから、君に汐音は任せたよ」
「いわれなくても、そのつもりだし」
「……相変わらずだな、君は」
苦笑しつつも、案外、イイヤツじゃん。
…ありがとよ
汐音はぜってぇに離さねぇ。
もう、俺のもんって決まってんだからな。
そうアイツに心で誓った。