ピピピピッ!ピピピピッ!
目覚まし時計が鳴り響く
「う~ん...」
手探りに目覚まし時計のスイッチを
探しアラームを切った
ベットから起き上がり
寝癖のついた髪をかきながら
僕は今見た夢を思い出していた
「さくらか....懐かしいな....」
さくらというのは、僕の幼なじみで
家は隣だった
隣だったというのは、小学校3年生の時に
さくらの家は仕事の都合で海外に
引っ越したのである
さくらの家は未だ売家の状態で誰も
住んでいない
「元気かな?さくらの奴....」
懐かしんでいると、下から母親の声がした
「り~つ~?いつまで寝てるの?
今日は入学式でしょ!早く準備しなさい!」
そうだ!今日は高校の入学式だった
慌てて準備をして家を出ようと玄関を
開けると、さくらの家に引っ越し業者が
来て作業していた
「りっちゃん、後からお父さんとお母さんも
行くからね!」
母親が身支度しながら追いかけてきた
「りっちゃんはやめろ.....つ~か、お隣に誰か
引っ越して来るんだ?」
さくらの家に業者がテキパキと荷物を運び込む
それを見た母親は
「誰が来るかは後でのお楽しみ!それより
早くしないと遅刻しちゃうわよ?」
ハッと、時計を見ると電車時刻ギリギリだった
僕は急いで駅へ向かった
