私の王子様は意地悪王子!?

ありゃ?この笑みは・・・。



「そういえば、お前のせいで忘れてたところだったよ」



そのまま、忘れとけよ!おい!



「な、なんでしょうか?」



こ、こわくない!こわくない!



そ、そうだ!こいつは、犬だ!



あの可愛い犬だと思えば。




「よしよし~おいで~明」




「は?」



よしっ。



このまま、冷静に。




「こっちおいで~!」



明は犬。犬、犬、犬、犬。



で、ちょっと不機嫌な顔をした明が近付いてきた。


そして、私は明の頭をなでた。