私の王子様は意地悪王子!?

「大すきだったよって・・・」



ちゃんと“だった”を強調して。



「だった・・・。ねえー」



うん。



「よーし!また新しい恋でもさがしますか!」



ちゃんと、新しい彼氏見つけて、



デートしたり~キスしたり~



「ふーん。それでいいんだ?」



そりゃあもちろん!



「うん!」


すると、裕也が真剣な顔で、



「別れるな。」



はい?何言っちゃってんのこの人?



「何で――――?」



「今からでも遅くない、明に会いに行け」



私はその理由を聞いてんだよ!おい!




「だからなんで?」



「よしっ!いけ!」