私の王子様は意地悪王子!?

そして今。



「はいどーぞ」



私は、ちゃんとうさぎに、にんじんをあげている。



さびしい!!!!!



なんじゃ、このさびしさ!!!!



すると、



ドタ、ドタ、ドタ。



誰かがこっちへ歩いてくる。



誰じゃい!!



「葵?」



お前かい!!!



「裕也――――。」




「お前さびしいな」



そうなんだよー!



「そうだよ!だから一緒にお世話、やろっ?」



アピールアピール。



「はぁ・・・。わかったよ」



わーい!!!!



「そんなブサイクな顔で言われちゃあなー」