《零サイド》



また今日も遅刻の学校…
ぼーっとしながら歩いていたら


あの女が倒れてた



リリア。


頭から離れない女だ
だけど考えて分かった
恋じゃないんだ
何かが違う、そう思った。


「松尾くん!この子保健室に運んで!」


まぢかよ…




スッと持ち上がった体は思ってた以上に
軽かった。
こいつ痩せすぎじゃね?
てか女って軽いんだな。


すやすや寝てるリリアを
ぼーっと眺めてた。


「松尾くんほんと助かったわ。
森さん、多分ストレスよ。
まぁ思春期の女の子はよくある事だけど、、」




こんなちっさい体のどこにストレスなんか
あるんだ?

無性にそれを取り除いてあげたくなった