引き出しから、もう一回あの封筒を出した。



「千隼…












あたし…会いにいったら、また迷惑かけちゃうかもしれないんだよ…
あたし、決めたんだから。もう会わない…って…



それでも…、
やっぱり…会いたい!」




気づいたら、走ってた。




あたし、情けない。


でも、プライドなんかいらない。


嘘つきでもいい。



好きな人には、

かえられない。