次の日。 あたしは決心したんだ。 ちゃんと、聞こうって。 「きた…」 眼鏡をかけて、無表情の千隼。 「…千隼…おはよ…」 「ああ…。具合、良くなったのか?」 「うん」 いつもより、暗い顔をしているようだった。 「ねぇ…千隼、」 言い出そうとしたとき。 いきなりだった。 [ガタン] 千隼? いきなり千隼が倒れた。 「根暗ホームシックが倒れたぞ!」 「ギャハハハ!ウケるんですけど! おれらは何も見てませーん」 「はい放置けってーい!」