「…………誰?」 その人は、 アイツと同じ顔、同じ身長、そして… 聞いちゃえば、胸から全身へ電気が走るくらい、 きれいな声で。 あたしを凍らせるような視線をむけ、あたしにたずねてきた。 「…………都筑…千景?」 「そうだよ。 君、ファンの子?」 え…っと、ファンっちゃあファンだけど…。