星の彼方


チャリン…という何とも可愛らしい音

と共にキーホルダーが床に転がった

慌てて視線をあげると、さっきまで… キ

‥キスしていた2人の男女がこっちを見ていた


『ご…っごごごめんなさいっ!!』

急いでペコっと謝り、残り半分の廊下を

ダッシュした

お守りのはずのぬいぐるみを残して。



廊下の先に体育館の入り口が見えたので

そのまま教室にもどった。




「ちょっと流華!?どこ行ってたのよ???早く帰るわよ?!」

と呼び出しを受けたはずの美緒に怒られ

、一緒に帰った。なんでその人と一緒に

帰らなかったのか聞いてみた。



どうもタイプじゃなかった…らしい。