星の彼方


廊下を半分くらい、進んだとき


少し先の空き教室から、話声が聞こえてきた。

人がいたら、教室までの道を聞こうと、

私は空き教室に近づいていった。

「---…」 『-----‥--…』


何の話をしているかわからないけど、

男女が話をしているみたい。

私は音をたてずに、そっと教室の扉を開けた。

ここからは男の人しか顔が見えないけど、あれは…



さっきの彼⁈

その時男の人の顔に女の人が顔を近づけ

、ちゅっと音がした。



やばい。と思った。 けど、

あんぐり開いた口と共に手から力が抜け

握っていたキーホルダーが床に落ちた。