「じゃあ、私二番で・・・」
沖田さんと一緒になれたら。
そんな淡い期待が沸々と混み上がってくる。
「じゃあ俺が4番ね。」
沖田さんは綺麗な字で名前を書き上げていく。
その横顔を、じっと見つめる。
沖田さんは誰と一緒になりたいと思っているのかな。
まさか実の姉となりたいとは思わないだろうし、やっぱりそうなると一人しかいないよね。
小柄で、明るくて可愛いい人。
沖田さんとまささんが一緒に歩いているのを想像すると、異様な気持ちが湧いてくる。
なんかこう、胸の辺りがむかむかするような。
これがヤキモチってやつ?
どうか2人が一緒になりませんように、と心から願った。

