「近藤さん、失礼します。」 そっと襖を開く。 近藤さんの部屋に入るのは、初めて。 乱雑に散らばっている書物から、近藤さんの多忙さが伝わってくる。 「どうした、総司・・・それに、一之瀬くん。」 突然の訪問に驚いたのか、目を丸くして私たちを見る。 「少し、お時間頂けますか?」 「あ、ああ。ここに座るといい。」 指さされた先に私たちは並んで座った。 沖田さん、緊張しているのかな? 少しだけ手が震えているようにも見える。 それでも、瞳だけは揺らがない。