「そ、そうと決まれば一刻も早く隊士を集めよう。出動準備だ。」 土方さんの言葉で、みんなが一斉に立ち上がる。 決意に満ちた表情。 胸の内に燃える赤をじっと見つめて、私も立ち上がった。 私は、近藤隊について行こう。 沖田さんの身体が心配だし、本命は8割方池田屋。 そうなったら、答えは二つに一つしかない。 私だって、一騎当千の働きをしてみせる。