あーなんか緊張してくるんだけど!? 化粧ごときに緊張って、あたしってバカなのかな。 「柚、先にあたしの部屋上がってて?」 そういう唯ちゃんに、あたしは頷いて唯ちゃんの部屋へと足を運ぶ。 唯の部屋♪ と書かれたプレートが貼ってあるドアを開けて中へ入る。 ガチャ…。 う、うわぁ… 唯ちゃんの部屋、いつもに増して可愛いー! なんかお姫様っぽくなってる! あたしもこんな感じだったらよかったのになー そんな事考えてると、唯ちゃんが紅茶とクッキー……と 化粧道具を持ってきた。