「ねぇ唯ちゃんあたし彼氏ほしいーーーーーーーー」





そう叫ぶあたしに唯ちゃんは呆れた表情…。




「…いつもそれだね?」




唯ちゃんはそういうと、あたしの頭を撫でてきた。





「柚希、彼氏いない歴何年よ?」


あたしができない事知ってるくせにこうやって聞いてくる…。



「.......ひどい」



「16年間できないもん。」



そういうと唯ちゃんの目つきが変わって…何かを想えば…







「それは柚希が努力しないから!」 




そう怒鳴ってきて…。



唯ちゃんにそう怒鳴られてあたしは首を傾ける。





「ど・・りょく?」




「そう努力。」





努力って…そんないきなり言われても…、




何を努力すればいいの・・?




「あんたはね、高1にまでなってスッピンって…

化粧くらいしなさいよ!」




へ、け、化粧!?



や、やだよ絶対!




だってマスカラとかするんでしょ!?




まつげでしょ!?目にはいっちゃいそうで怖いよぉ…。






「こ、怖い…。」