魚夜祭

海で囲まれた島で暮らす彼ら村人たちにとって、海は大切な生活の糧である。
彼らは舟を漕ぎ、網を張って魚を捕り、それらを売って金にかえている。

魚を金にかえてくれるのは、年に一度しかやって来ない王族の船。

彼らの住む島は、波が荒すぎるため、装備の整った船でも、そうそう近づくことが出来ない。
もちろん、何の装備も持たない彼らの舟では、島から出ることも出来ない。

だから、他国を知らない、この辺りの島々は文明が進んでいない。