私は、屋上の壁にもたれかかるように崩れ落ちた。
もう、何か自分がバカらしくて、アホらしくて泣けてくる。
いつも、みんなの幸せな話を聞いてニコニコしながら
「よかったね」
「やったじゃん」
なんて言ってきた。
その気持ちに嘘偽りは無い…
本当に無い!!
でも、正直なところ、私の中には祝福する気持ちだけがあったわけじゃなかった…
いつも幸せな話を聞かされるばかりで、それを面白くないって思ってる自分が居た。
「他人の不幸は蜜の味って言うけど、他人の幸せは全然美味しくないっつーの」
いつも心のどこかで思ってたんだ。
なんて自分は醜い人間なんだろうか…