正直、私自身の「八つ当たり」から、この物語はスタートしました。
誰かを羨む気持ちで、心が汚染されていくようで、ものすごくイライラして…
その気持ちを、百合という多感な高校生に代弁してもらう事にしたんです。
ただ、気持ちの整理の仕方、話の落としどころとして「羨む気持ちをバネにして奮起する」っていう解釈にはしたくなかったんですよ。
もっと違う考え方をしてみたいと思い、書き進めました。
ハッキリ言って、この話に詰まっているのは、私の理想です。
そして、今の私が忘れてしまった過去の自分です。
一歩踏み出すために、思い出す必要があるんじゃないかって気がしてきて、こんな終わり方になりました。
話の中に何度も出てくる「誰かの幸せ」「誰かのハッピー」は、恋人ができたとか、成績が上がったとか、表彰されたとか、特に限定する必要性を感じなかったので、曖昧な表現のままにしました。
そのせいで余計に分かり辛かったらごめんなさい。
読んだ人が、少しでもいいから元気になりますように!!
DAHLIA