「確かに、イイこと言ってる…

 でも、そんなの所詮、理想の世界だよ。

 今の私は、そんなに純粋じゃない。」



「そうかなぁ…

 ちょっとネガティブになってるだけで、基本的には変わってないと思うけど。



 そもそもさぁ…

 百合ちゃんだけで、周りの人を全員幸せになんて出来ないよ。

 
 そこんとこ分かってる?


 
 寂しいって気持ちは、みんなのハッピーを独占したいって気持ちの裏返しって可能性もあるよね?


 あと、嫉妬!!」



「嫉妬!?」



「うん。

 自分の大切な人を、知らない所でハッピーにしちゃった相手に嫉妬!!」



「そ、そんなわけないじゃん!

 そんなの、バッカみたい!!」