でも、そんなことはない!って、
そんなことありえない!って、
うちの心がその答えを拒否してる。
頭じゃなくて、心が、拒否してるんだ。
それを受け入れたら、自分を見失ってしまうような、
自分が自分でなくなっちゃうような、
そんな気がして、
怖くてしかたないから。
うん、そーだよ。
うちが伊藤のこと好きなんて、そんなまさか。
天地がひっくり返るくらい
異常な話だよ。
うちが伊藤なんて好きになるわけない。
好きになるわけがないんだよ!
ちょっとばかり、あのフェロモンにやられちまっただけさ。
いつの間にか必死で自分自身に言い聞かせているうちがいて。
でも、そのことには気づかないふり。

