「自分自身に、うちはホントは巨乳なんだから、
周りなんかほっとけばいいんだよ。
そう言い聞かせても、やっぱり納得できないもんが心のどっかにあって、
みんなに気ぃ使われたり、ふざけ口調で貧乳からかわれたりすると、
頭ん中で解決したはずのモヤモヤがまた沸き上がってきて、
そのたんびに、劣等感みたいなの感じずにはいられなくて…」
ふと伊藤を見たら、
えっ? って、思わず声を上げそうになるくらい
真剣な顔でうちの顔を見つめてた。
一度目を合わせたら、反らせない。
そんくらい真面目な顔で、うちの話を聞いてたんだ。
いつもとのギャップに仰天しながらも、
あったかい気持ちになった。
ちゃんと聞いてんじゃん、って。

