…ドンッッ
さっきとは比べものにならない勢いで
その相手に体当たりする。
…ドシンッ
相手が尻餅ついた隙に、右手に握りしめていた
白砂を、
いや、うちの泥団子の残骸を、
相手の顔目掛けて勢いよく投げつけた。
「…ふざけんなぁ、ふざけんなぁ!」
いつの間にか、自分も砂の上にへたり込んでいた。
後から後から、とめどなく流れる涙が
頬を伝い、顎に達し、
ぽとり、ぽとり、と砂場を濡らしていく。
綺麗な白砂に、黒に近い茶色が浸透していく。
ぽとり、ぽとり。
少しずつ広がっていく涙でできた、水溜まりというには大袈裟すぎるそれは、
わたしの悲しみ。
わかってる、わかってるんだ…
ゆうすけクンが悪いんじゃないことくらい。
わかってるんだ、うちの八つ当たりだって、ことくらい。

