せっかくの特別な白砂を喜ぶ余裕もなくして、
形の整った丸〜い泥団子に急いで白砂を塗していく。
サァーッと白い粉をかけるたび、
黒に近い茶色が、生命を宿すかのように輝き出す。
太陽の光でただの白い砂がキラキラと反射する。
すっかり白い衣装を纏った泥団子は、
もはや泥団子というには似つかわしくないものへと
変貌を遂げていた。
持ち上げるとズッシリとした重みのある、それを
大事にゆっくり持ち上げ、
けれども急いで自慢したくて、
両手に抱えたまま、
「せんせ〜い…」
先生に向かって駆け出した。
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