「ごきげんよう。」 …10分の遅刻。 ちょうど講義が始まったばかりの、この時間。 まだ、みんなおしゃべりもせず静かに授業を聞いている。 先生たちの、ゴールデンタイム。 そんな静寂に包まれた教室の扉を開けて入ってきたのは… …木崎夕花。 はい、わたしです。