…そーかー ……そーだったのかー 首の裏をなでてから、匂いを確かめるように手を鼻に近づけると、 ふわぁ〜、と再びバニラのような甘ぁい香りが広がる。 ホントにこの魅惑的な香りさえあれば、男なんてイチコロなのかも… 手をなすりつけては、嗅ぎ、またなすりつけては、嗅ぐ。 香りが消えてないか、 魔法からまだ解かれてないか、 心配してソワソワしてる自分に気付き、 本物のシンデレラか!、なんて寂しい一人ツッコミをしながら 香水を丁寧に、元あった場所に戻す。 そこで再び鏡を覗いてハッとした…