放課後ドロップ

 恥かしくて答えたくなかった。

 まさか自分で置いた物に引っかかるなんて思ってもみなかったし。
 純くんに会えることこそ、イレギュラーなのだけれど。


 というか、ホントに地獄耳。
 私さっきからぼやいてるだけなのに。

 よく聞いてるなあ。
 私なら、拾えない小言なんだけど。

 気付くといつの間にか彼は、壁にもたれかかるようにして座る私の傍まで来ていた。