恋合わせ -私じゃ…ダメなの?-

だけど彼はこう言ったんだ…、

「……少し考えさせてください……」

…って。


「…!?」

あたしにとっては予想もしない返事だった。その場で断られても仕方ないと思ってたし…。


「考えて……くれるの?」

彼は微笑んでうなづいた。

「じゃあ、コレあたしの連絡先だから」

あたしは昨日、渡せなかった自分のケータイ番号を書いたメモ紙を彼に渡した。

「アレだったら“184”をつけて番号非通知で電話してくれてもいいから」

めまいしそうなほどの極度の緊張で、どうにかなっちゃいそうだったけど、せいいっぱいの笑顔を見せて、あたしは言った…、

「あたし、待ってるから、連絡してね」

…って。

彼は微笑んでうなづいた。



翌日――日曜日なのに早起きをして、いつでも出掛けられる準備をしてケータイが鳴るのを待ち続けていたあたし。