…って言って、慌てて眞鍋さんの前に割り込んで入った。
だって、あたしがスイミングスクールで着てた競泳水着とか、プライベートで着てたビキニとか……あと今だに捨てられなくてとっていた学生時代のスクール水着なんかが、そこいらじゅうに散らばっていたから……。
「あっ…ごめん…水着が入ってたんだ……」
「いや、いいですよ、別に…」
入ってたのが下着じゃなかったのが、せめてもの救い。
「うわ！？ 奈央ちゃん、こんな小っちゃい水着とか着るんだ……」
眞鍋さんのほうを見ると、あたしが以前、良樹にプレゼントされた黒のTバックのヒモビキニをつまみあげるようにして持っていた。
「なんか、奈央ちゃんがコレ着てるとこ、想像するだけで鼻血が出そう…」
「…って！ ソレはオトコに冗談でプレゼントされただけで、そんなエロイ水着、実際は１度も着たことないですっ！」
「アレ！？ なに、この騒ぎ…」
