寒い季節
かじかんだ指に冷たい頬
降りしきる雪の中を
歩くふたり

突然言われた言葉はー…


「別れよう」

だった。
切り出したのは彼

「は?私なんかした?」

「………っ」

黙り込む彼に終始イライラ


「別れたいなら別に
それでもいいよ」

つい強気で言ってしまった
けど彼は優しいから
きっと『冗談だよ』って
言って戻って来てくれる

そう思ってたのに。