「いらっしゃい!」

店内に鳴り響く声

薄暗く狭く
なぜか人が多い

私…居酒屋来たの
初めてかも。

少し顔が強張ってしまう


「姉ちゃんとりあえず
座りなよー」

酒の入ったオヤジが
手を振ってきた

わ、頭眩しいぜ
オヤジよ

「はい…」

遠慮がちに座った
私を舐めまわす
ような眼差しが怖い