「………ゆきな」

低いその声に、体がぴくんっ、と反応する。

恐る恐る上を見上げれば……

「お前、帰ってきたら…

ソッコー俺の部屋に来いよ?」

鬼もひれ伏しそうな、怖い笑顔の賢也サン………!!

あまりに怖くて、

「………はっ、はい…!!」

勢いで頷いてしまう。