これは……怒られるかなぁ? とヒヤヒヤしたのもつかの間。 「わかった!!ゆき姉、携帯っ」 ニヤッと笑って請け負う蒼也に、思わず心の中でニヤリ。 「さんきゅ」 私は内心ワクワクしながら携帯を蒼也に渡し、家の門の前で待ち合わせをした。 ………この時点で、すでに機嫌は治ってたけど。 遊びに行きたいから、 「それは無視する方向で」 私は自分の部屋へ再び入った。