ちょっと秘密なメイド様!!



眉を八の字によせて、不安そうに私を見つめる蒼也。

その顔が賢也に重なって、ドキッと心臓が鳴る。

「あのね、僕、ゆき姉も賢兄も、二人とも好き」

「……………うん」

「だから、二人が悲しそうな顔をしてるの、嫌なんだ」

「…………」