「…アンタ何してんの?」

「へ?」



突然、男の人が話しかけてきたみたいで、声がした方を向いてみる。


と、うっすらだけど大きな人影が見えた。



私はとりあえず何か喋らなきゃと思って…




「あ、あの!眼鏡!!眼鏡なんです!!!」



と訳のわからないことを言ってしまった。




何を言ってるんだ!!!



自分の言動に激しく後悔していると、




「…これか?」



と声がして首をかしげると、急に視界が開けた。




み、見える!!



私の前には金色の髪の毛をした男の子がしゃがみこんでいた。


…眼鏡を見つけてかけてくれたみたい。



ドキッ…



よ、よくわからないけれど、胸がドキドキする…。



すると、周りがざわめきだした。



…なんだ?