と同時に、横にいた女の子がスラッとした足を私の前に伸ばした。




「のわっ!?!?!?」


ドッターーン!!!!!



…私は当然の如く女の子の足に引っ掛かり、廊下のど真ん中にダイブしてしまった。


―痛い。




「アッハハハ!!だっさーい。」
「何も無いのに転んだよ〜」



と女の子達がゲラゲラ笑いだす。




"足を引っ掛けたのはあなた達でしょ!!"



そう言い返そうと思い、立ち上がろうとしたが…



…何も見えない。



「あ、あれ…眼鏡がない!!!」




そう叫ぶと、女の子達の笑い声がいっそう大きくなる。



むぐぐ…




必死に探すが、何処にも無い。と言うか見えない!



ど、どうしよう…。