初恋セブンスター☆

「僕が代わりに答えます。良いですよね、先生。」






えっ…?






声がした方を見てみると…





髪の長い女の子…いや男の子(?)が手を挙げて立っていた。







「……仕方がないな…。じゃあ和水(なごみ)、解いてみなさい。」




「はい。」








和水君(?)…が黒板に歩み寄っていく。








…す、すごい…!!






和水君は私が全然解らなかった問題をスラスラ解いて、もう席についている…。







な、なんだか申し訳なかったなぁ…。







すると、和水君がこっちを向いて微笑みかけていた。




私は慌ててペコペコとお辞儀をしておいた。







和水君(?)…優しいなぁ…






スゴく髪が長いけど…男の子だよね…?











……なんだか今日は助けられてばかりだなぁ…。