初恋セブンスター☆

☆秋美side☆









「はい、この問題わかる人ー?」








今は数学の授業中。






先生が訳のわからない数字と英語を黒板に書いていく。








でも、私の頭は黒板の式なんて考えてなかった。










―さっきの金髪君…なんで私を助けてくれたんだろう…?






友達も少なくて、地味な私に話しかけて来るなんて…






今までそんなこと1度もなかった。





私が女の子たちに囲まれていても、みんな無関心。







…別に助けて欲しいってワケじゃないけど、やっぱりなんか悲しいんだよね…。









回りの人たちは、私がいじめられてるって言うけど…






あの子達は私の悪いところを指摘してくれてるんだと思う。



と言うか…そう思うようにしてる。







みんなに"いじめられてる"って、思われたくないから。





いじめられてるのを友達が少ない理由にしたくない…。