初恋セブンスター☆

教室にある本を手に取り、廊下へ出ると…






――さっきの女共か。



眼鏡の女をいじめていた女共が俺に駆け寄ってきた。





香水の強い臭いが香り、鼻がツンとする…。



臭い…。







「ねぇ!一生様!!何でアイツのこと助けたの!?」





何でって…




何でだろう。






「知らん。」





コイツらは面倒臭いから逃げるが勝ちだな。







歩き出そうとすると、違う女が俺の前に立ちふさがった。






「あんな女、一生様が相手するような女じゃないでしょ!?」




は?コイツら…






「お前らの方がよっぽど俺が相手するような女じゃねぇよ。」





そう冷たく言い放って、屋上へ向かった。








「「「何よそれ!!」」」








後ろからでっかい声が聞こえたけど…







―聞こえない聞こえない。