「ねー、あたし思ったんだけど天野くんってなんで女子を近づけないのかな?過去になにかあるとか?」
「うーん、なんでだろう」
あたしは天野くんの友達の和戸くんにこっそりと聞いてみることにした。
それは天野くんの過去のことを聞くことへとなったんだ。
「ねー、和戸くん。」
「んー、なに?藤堂さん。」
「天野くんってなんで女の子たちとあまり話しをしないの?」
「もしかして、藤堂さん、悠斗が好きなの…?…
「…うん///」
あたしは照れながら答えた。
すると、和戸くんは
「やめたほうがいいよ。別に悪い意味で言ってるわけじゃないよ。ただ俺はあいつを傷つけたくないからさ」
「えっ、どういうこと?」
あたしは天野くんのとても悲しい過去を聞いたんだ…
天野くんは昔彼女だった人に裏切られたことがあったらしい。
天野くん以外にも彼氏をつくっていたんだ。
そして、彼女は天野くんにこう言った。
「なんで、あたしが悠斗と付き合ったと思う?それは顔が良いからよ。当たり前じゃない。」
それ以来天野くんは女の子を信じようとは思えなかったらしい。
どうせ、女は顔でしか男を選ばないと…
あたしは思わずその場で泣きそうになった。