『荒木くんも
前に進めたみたいで
よかったわ。』
そう愛未の母親は言ってくれた。
『はい、この子の
おかげで立ち直ることも
できましたけど
愛未のことは忘れません。』
『そう言ってくれて
嬉しいわ、それに
彼女も優しくて
愛未も安心してると
思うわ。』
『それで今日は
挨拶とお線香
上げようと思って
もう愛未が亡くなってから
1年ですし。』
『愛未も荒木くんが
来てくれて喜んでると思うわ!』
そう言って俺らは
愛未のいる
仏間に案内された。
久しぶりにみる愛未。
あの頃を思い出す。
『このひとが
愛未さん…
素敵そうな人ね。』
月島が遺影を見ながら呟いた。
そして手を合わせる俺達。

