『あたしが荒木を支えるから
だから…ひとりだと思わないで。』
そう言うと、
あたしの腕の中で
涙を流す荒木。
それでも荒木は
男みたいなこと
言うなっていうけど
ほんとに荒木は
強がりさんだなー。
『こんな時でも
素直になれないの?』
そう聞くと、荒木は
初めてあたしの前で
素直になったの。
『月島?好きだ…』
あたしは
耳を疑った。
だってずっと
片想いって思ってたから。
『ほんとに?』
と聞き直すと
『あぁ…』
と低い声で答えてくれた。
あたしは
信じられなかった。
夢じゃないかって
何度も思った。

