あの日から
少し俺を避け気味な
月島。
いや避けてるのは
無意識に俺のほうだった。
愛未に似すぎて
あいつをみてると
なぜか愛しくなる。
愛未の髪を黒くしたら
月島にそっくりなんだろうな。
それくらい
似ている。
季節はもう夏。
もうすぐ夏休み。
そして夏休みが
あけるとすぐに
文化祭。
そして今、
文化祭をなにするか
決めている最中だった。
月島は議長なので
前で案をまとめていた。
『ちょっとー
荒木っ!あんた
副議長だったら
少しは手伝ってよ!』
という月島。
俺は
『案が決まったら
おしえてー!』
と言って机に顔を伏せて眠る。
そして目覚めてみると
意外なことになっていた。

