いつか…。



『愛未ね?
この指輪を嬉しそうに
見せてきたのよ
どうしたの?って聞いたら
優くんに貰ったの!って
あんなに笑って話す
愛未を初めてみたの。』


俺はこの時
愛未が死んでから
初めて涙を流した。


『愛未にはね
小さい頃から
寂しい思いをさせてきたの、
父親の転勤も何回もあったし
わたしも働いてたから
あの娘は兄弟もいなかったから
いつもひとりでいたの
でもこの街に引越してきて
しばらくすると普段
愛未からは口を開くことなんて
なかったけどあの娘から
話をしてくるようになったわ
口を開けば
優くん!優くんって…
それは嬉しそうに
毎日のように話してたわ。
あなたと愛未が
出会ってなければ
私達親子もあんなに
会話をすることなんて
なかったと思う
あなたには感謝してるのよ?
優羽くん?愛未を
愛してくれてありがとね?』


俺は愛未の母親の
話を聞いて
涙が止まらなかった。

そして俺は


『愛未が死んだのは
俺のせいなんです…
俺がいけないんです
俺があんなこと
言ってなければ
愛未は走って道路に飛び出す
こともなかったんです…
愛未を殺したのは
俺なんです…ほんとに
すいませんでした。』


泣きながら俺は
愛未の母親に頭を下げた。