いつか…。




『俺はじめて
サッカーより
好きになった
誰かのことを。』




『急にそんなこと
言われても…。』




『やっぱり
元カレのこと…
まだ好きなのか?』



あたしは
無言で
首を縦にふった。



すると彼は
さわやかな笑顔で



『そっか!
なら仕方ないな!
これからは
友達としてよろしく。』



そういって
帰った。



ごめんね?琉斗。



あたしは
まだ前に進めない。



あたしが
琉斗の告白を
断ってからも
琉斗はいつも通り
話し掛けてくれた。



少しホッとした。