『へー
じゃあ手紙出してきたの
向こうなんだから
付き合っちまえよ!』
『まだはえーよ!
もうちょっと絡んで
みてから考える。』
意外と慎重なタク。
『タクにもついに
春がやってきたか!』
笑いながらそういうと
タクは
『うるさい』とだけ答えた。
タクが恋とは予想外。
俺は密かに
応援することにした。
俺もこの日から
手紙の相手と
やり取りするように
なるがイマイチ
しっくりこない。
唯一、話が合うのは
タクが恋してる
相手と同じクラスの山本愛花って
子くらいだった。
そして教室巡りから数日後の
金曜日だった。
タクが珍しく
俺のいる教室にやってきて
『明日俺、この前の子とデートする
ことになった。』
と報告してきた。

