『あっ!それから
あいつ愛未と
出会ったとき変わったこと
してたなー。』
愛未?
彼女の名前かな?
『愛未って彼女の名前?
変わったことってどんな?』
『そーだよ!愛未っていうんだ
愛未は俺達が中学の2年の秋頃
転校してきたんだけど
たまたま通りかかった荒木に
道を聞いたんだ
でも荒木は嘘の道を教えたんだ。』
えっ!?
入学式のとき
あたしも同じ目にあった。
『あたしも
入学式のとき
あいつに道聞いて
嘘の道教えられたんだけど。』
そのことを伝えると
相沢くんは驚いていた。
『ほんとに?
だとしたら多分
あいつ月島さん見た時に
愛未と被って見えたんだろうな。』
あたしと愛未さんが?
たしかに相沢くんは
似てるって言ってたけど…。
『あたしってそんなに
似てるの?』
『そっくりだね!
愛未が蘇ったのかと思った。』
えっ?そんな似てるの?

