『うちは優羽を
絶対諦めへんよ?』



明日香の言葉が
頭から離れない。



気づけば
年を越して新年を
迎えていた。



最後に月島にあったのは
初詣。


一緒にいくと
約束していたので
初詣に行ったけど
まともに月島の目を
見れなかった。



俺に落ち度が
あったのだろうか?



なんとか自分を
正当化する
理由が欲しかった。



でも不意をつかれた
とはいえ、俺が悪い。



そして新学期。



久しぶりの教室。


俺の席の
後ろには明日香。




『優羽!あけおめ!』



俺はシカトして席に座る。